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サモ日記

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僕の心のヤバイやつ

かくです。

 

最近話題の「僕の心のヤバイやつ」という漫画を読みました。
なんだかホッコリしちゃったなあ。

 

基本的にギャグ漫画です。
陰キャで中二病真っ盛りで自己肯定感が低すぎる主人公市川くんが、美人で明るくて天然なヒロイン山田さんを「俺を見下してやがる」と勝手に思い込み、いつかこの手にかけるために観察する(うちに惹かれてゆく)という、いかにも現代ぽい設定なんですが、この彼の行動とモノローグがやたらと胸に刺さる刺さる。

 

市川君は男子ですが、これくらいの年齢って男女関わらずみんなめちゃくちゃ自意識過剰で、自分に自信がなかったり、はみ出してるのが怖かったり、むしろはみ出したかったり、クラスカーストで自分の位置を思い知らされたりする日々を過ごしているから、性別問わず彼に共感できるんじゃないかなと思いました。

 

女子同士のギスギスが苦手な市川君は、平和で仲がいい女子グループの輪に不意に小石が投げ込まれることによって起きる細波を敏感に感じ取ってはいちいちオロオロするのですが、その描写も、行き過ぎず、絶妙な塩梅でよい。
対して男子はとりあえず下ネタばっかりなのが、らしくていい。
ほんとにたいしたこと考えてないんだと思う、やつらは。

基本的に出てくる登場人物がみんな絶妙にアホで嫌なやつじゃない。憎めない。ホッコリ不足の現代において大事な要素。

 

偶然通りかかったふりをしたいがあまり、家に帰る彼のあとをつけて道のりを調べ、この電柱柱の角度からだと死角になって後ろをつけやすいとか、どの路地を抜ければ先回りできるかとか、ややストーカー臭を醸し出しながらも、大好きだった彼に血眼で恋をしていた少女時代の自分の姿もうっかりとよみがえってしまいました。

 

この本屋にしか売っていない辞書を買いにきたんだよねという口実のために、なぜか中国語の辞書を小遣いで買ったりもした。
現在、知っている言葉は「你好」「来来」しかないのだけど。(来来(ライライ)キョンシーズが大好きだった)

| 漫画ネタ | 13:25 | comments(0) | - | pookmark |
ベルセルク

かくです。

追悼の意を表して、ベルセルクを最初から読み直しております。

 

なんなら黒ブチは哀しみを和らげるための行為なのか、その後の「ベルセルク」についてオリジナルストーリーを語りだす始末。

うっかり信じかけた。

 

 

 

以下、ネタばれしまくりです。

 

***********

 

 

 

 

もう永遠に完結しないとわかっている作品を読み直すのは、虚しくなったり、ストレスになるだけなんじゃないかなと思っていましたが、いざ読み直したら、そんな考えは吹っ飛んじゃいました。

 

未だに思うのですが、今まで色んな漫画を読んできたけれど、個人的にベルセルクの「蝕」を超える衝撃はなかなかないのです。

特に、大好きだったジュドーが逝ってしまった後は、腹が立つやら哀しいやら、色々な感情がごちゃませになってしまい、

「ベルセルクは「蝕」がピークだわ。後はもう妖精だの魔女だのRPGかっつーの」

などどブリブリ怒り、途中から手に取ることすら辞めてしまいました。

 

なんて不遜な。

あの頃のお前が贄になれ。

 

でも、まあ、あの時に怒って途中で手放してしまったおかげで、自分が知らなかったガッツたちのその後の冒険を辿れているから、良かったと言えばよかったのかもしれない。

 

あと、たぶん、この年齢になって読み返しているから、大変おこがましくも、作者が描きたいであろうテーマなんかをなんとなく汲み取れる部分もあるのかもしれない。(と勝手に感じる)。

 

結果的に、キャスカの復活まで描かれて、本当に良かった。

いや、もう本当に・・・。よかった・・。

君たちが命を張って守ったキャスカはこうして今、元気に生きているよおおおおおおおピピン、ジュドオオオオ。

天国から見ていますか・・・。

 

特に、キャスカの精神世界の描かれ方は、よかったです。

本来の彼女を取り戻すために、その世界に入っていくのが、ガッツを慕う二人の女性というところもいい。

 

「蝕」以降にどんどん顕著になった感があるのですが、人間も動物も妖精も魔物も含めた「生命」への、作者の深い深い愛情が根底にあるのを強く感じるので、ガッツたちの行く末は、きっと幸せなものになるんだと信じることができます。

 

 

素晴らしい作品をありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

| 漫画ネタ | 17:13 | comments(2) | - | pookmark |
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トム・ジェーン
夜中に突然ラーメンが食べたくなったりコーラが飲みたくなったりするように、突如トラボルタを観たくなる事があります。もちろn、悪役トラボルダ。

というわけで借りてきたこのビデオ。
原作がアメコミなので、物語はとてもシンプル。
愛する家族を殺されちゃった優秀な潜入捜査官が、マフィアに一人復讐を挑む。

うむ、落ち着いてトラ様を堪能できそうだと思ったら仰天。
私、アメコミに対する概念が崩壊させられました。

そもそも主人公の復讐がえげつない、せこい。
逞しい筋肉を持っていながら、そちらを駆使するのではなく、精神的に相手を痛めつけていく主人公。
(張り込みとかもしっかりする)
観てる途中から、誰が悪人だか分らなくなります。

主人公の前に立ちふさがる敵もスゴイ。立ちふさがってないし。
殺す対象に向けて自作の歌を披露して、20秒後に自分が死んでたりとかもう訳がわからん。デスペラードも真っ青だよ。

つまらない既成概念は捨てるべきだということを学べる映画です。
っていうかなんでこれがアメコミなのか。
アメリカ、狂ってるなあ。