高いところに登ると、ふいに飛び降りたくなる。
電車がホームに入ってきた時に、不意に飛び出したくなる。
そういう衝動を「ボイド(虚空)の呼び声」と言ったりするそうです。
でもこれは、自殺願望の有無に関わらず、脳から出ている安全信号のサインを誤認している可能性があるそうな。
なるほどなと。
つまるところ今朝はボイドから呼ばれたんだなと、湿った靴下を脱ぎながら納得してるところ。
なぜ、ザアザア振っている雨の中、無料同然で入手したメーカー不明のやっすいスニーカーで濡れずに会社まで行けるとふんだのか。
なんなら布じゃなくてボール紙でできてんじゃないかというくらいペラペラ。
それをわざわざチョイスして自宅から歩いて20分はかかる駅まで歩いたならば、小さな水たまりに足を突っ込んで歩いてるみたいになるわ。そらなるわ。
何度もテーブルの角に小指をぶつけてるのになぜかスリッパを脱いで歩き回って小指を強打して激怒したり
雨降りそうな天気なのにあえて洗濯物を干して雨降って絶望したり
最近、夜寒いのにあえてタンクトップで寝てブルブルして眠れなかったり
思い返せば日常がボイドの呼び声だらけです。
しかしまったくもって死に至るようなレベルではないので、これだと熱血ボイドから怒られる気がする。
たぶん私のボイドは、定年を待つばかりで、もはや惰性で仕事している疲れきった中年ボイドなんでしょうな。さもありなん。
ちなみに仕事終わり、電車がホームに入ってきた時は、イヤホン耳にぶっ刺しウキウキSWITCHタイムが始まっているため、どんなボイドの声も聞こえません。
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お盆を過ぎてもまだまだ元気にクレーム対応中。
ゲッフー。もうお腹いっぱい。
それはそうと最近、なんかこう職場で孤独を感じております。
というのも、仲が良かった同じ年齢の同僚が退職してしまい、一緒に昼に行けるような人がいなくなったから。
周囲にいるのは自分より若い人ばかりなので、気を遣わせちゃうしなと自分から誘うこともしづらい。
そんな私を不憫に思ったのか、ある日egg元ギャルがお昼に誘ってくれました。
せっかくだから仕事以外の話をしようと思い「最近観たアニメに人気があるバンドの歌が使われてた」という話題をふったのです。
ギャ 「へえ、なんてバンドですかー?」
核子 「あのね、キングチュー」
ギャ 「え?」
核子 「え?」
ギャ 「キング?」
核子 「チュー」
ギャ 「チュー?」
急に不安に襲われ黙り込む私に、なんとも言えない表情を浮かべるギャル。
ギャ 「ごめんなさい、傷つけるつもりは全くないですがこれはギャグですか?」
私の表情を見て焦るギャル。
ギャ 「ちがうか!ちがったか!いや、わかります。読みづらいですね、これは。私も初見で読めなかったですよ!」
核子 「・・・なんて読むの」
ギャ 「え?なんて?」
核子 「なんて読むの」
ギャ 「あ、ああ、あの、キングヌーです・・・」
そうしてなんとも言えない空気が流れました。
せめてもの救いはこの会話がランチ後だったところ。
序盤にしていたら地獄のランチになっていたでありましょう。
いや、これがね、その仲良しの同僚だったら、こんなにも気を遣わせなかったと思うんですよ。
「やだもー!なに言ってんの、キングヌーでしょ!ダメよ、みんなの前でチューとか言ったら!」
ガハハと笑われ、背中を叩かれて終わっていたと思う。
同僚に会いたい、もう会社イヤだ・・・と哀しくなりましたが、こんなことではめげてはいけない。
会社をクビにならない以上、まだまだここで働かねばならない。
むしろ積極的に若い人に関わっていくことで、自身の殻を破っていくこともできるかもしれない。
心を奮い立たせ、アイドルの追っかけをしている25歳の後輩を自らお昼に誘い、果敢に話しかけてみました。
核子 「タッキーが決起会をやったっていうニュース見たよ!」
25歳 「そうみたいですね、どういうプロモーションするのかドキドキしますね〜」
核子 「色んな元ジャニーズのアイドルがトベに移るのかねえ」
25歳 「え?」
核子 「え?」
25歳 「トベ?」
待って待って、知ってる、この不安。
ものすごいデジャブ感がある。
そして25歳の子から滝沢秀明さんが設立した会社は「TOBE」と書いてトゥービーと読むこと。ただ「飛べ」という意味も含まれているし、いずれそう呼ばれたらいいなってタッキーも言ってましたよ!という熱いフォローをいただきました。
そうして私は再びぶ厚い殻をかぶり、昼休みはSWITCHを手に一人熱心に戦場で剣をふるっています。
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核です。
今年のお盆も元気にクレーム対応。
正月にファブルを観たあたりから、日本の映画のみならずドラマも見るようになりました。
そして『カルテット』の面白さと高橋メアリージュンの良さを夕食時に熱く語り続け「カルテットを熱弁してるのは、今、日本であなた一人だから多分」と黒縁に嫌がられました。
前、『とらドラ』を8年遅れくらいで語った時も知人にそう突っ込まれた。
それに比べると、カルテットは6年遅れだから間に合っていると言っていいのではないでしょうか。
いや、なんなら今が旬と言っていいのでは?
そして、最近観て面白かった映画。
『ラブ・アゲイン』(原題はCrazy, Stupid, Love)
邦題がひどい(だから後で思い出せなくなる)けど、大変よくできたコメディ作品でした。
ざっくりしたあらすじは、長年連れ添っている嫁に突如離婚宣言をされた中年男性(スティーブ・カレル)が、やけ酒をあおっていたら、超絶ナンパ師(ライアン・ゴズリング)に声をかけられ・・・ていう話。
主役の夫婦の設定年齢が今の自分に近い分、胸にくるものがあったなあ。
役者さんも勢ぞろいした感がすごい。
↓
スティーヴ・カレル
ライアン・ゴズリング
ジュリアン・ムーア
エマ・ストーン
マリサ・トメイ
ケヴィン・ベーコン
私はマリサ・トメイ世代(とはなんだ)なので、彼女が出てるだけで「見て!マリサトメイでてる!」と誰かに言いたくなってしまう。
かつては『忘れられない人』でクリスチャンスレーターと恋に落ちてたトメイ先輩ももう58歳。
そりゃスパイダーマンの叔母さん役で出るわけです。年月です。
個人的にはゼンデイヤよりトメイ先輩をヒロインに据えていただきたいくらいですが、まあだいぶ爪痕を残したからいいか。
そして、我らがベーコン先輩です。
フットルースしたり、凶悪犯なのに川下りでメリル・ストリープにやっつけられたり、インビジブルで第7回みうらじゅん賞をもらったり、昔から話題にことかかないベーコン先輩。なんなのみうらじゅん賞。
今回、主人公の中年男の嫁に手を出すチャラい(今一つさえない)同僚、という、私の中のベーコン先輩のイメージにない役だったので、ちょ!先輩なにやってんすか!と突っ込みながら大変愉快な気持ちで観てました。
だってそもそもチャラい同僚顔じゃなくないかあの人。
とは言え、この映画も2011年のだなあ。
で、ふと気になって2011年の8月のサモ日記を読み返したら、当時、結婚したばかりの前夫との会話ネタが載ってました。
なんという皮肉。
ここまでひっくるめてこの作品(ラブ・アゲイン)のオチみたいな気がしてきたなあ。
]]>忙しい自慢をします。
人々が辞めたり、異動したり、病んだりで人手が足りずどうにもならない忙しい状況が、3か月目に突入。
私のいる会社では、残業時間が一定時間を超えると(ほぼ機械的に)人事から「おんどれ残業しすぎやないんかい」というメールが届き「好きで残業してんじゃねーし」と、皆ぼやくというのがお決まりなのですが、その人事から「あのメールはほんと、形だけだからね、気にしないでね、ね」という労わりの追撃メールをもらったり、なんとなく誰かから「お夜食に」とお菓子を配給してもらえる程度にバタついています。
そんなある日、朝起きたら、体のあちこちに赤いポチポチが発生、かゆくて仕方がない。
いよいよ蕁麻疹が出てきたか。
いや。いやいやいや待て。
もしや・・・もしやまさか!
と青ざめるわたし。
疲労やストレスを抱えた会社員たちが発症すると言われる伝説のアレ。
そうです、ご存じ「帯状疱疹」です。
発症してしまった先人たちから「とんでもなく痛く、かゆい」と散々聞かされているあの病気です。
中には、おでこに出てしまって、高熱も出て、しばらく顔を隠すようにして出勤していた女性社員もいました。
どうしよう、と焦りながらも、どこかで「とうとう手に入れてしまった」という謎の高揚感を感じていることは否めない。
ほら、歴戦の猛者的な。
熊と戦ってできた額の三本の爪跡的な。
と、横で「かいいー!」と騒ぎながら、太ももにムヒを塗りたくっている黒縁の姿が。
「え。あなたもかゆいの?」
「うん、かゆー い。ダニじゃない?」
気付けば6月。
部屋のあちこちには、忙しさにかまけて洗ったり、干したり、しまったりできていない冬物の毛布やらじゅうたんやらが。
・・・ダニだね・・・・。
忙しくても、帯状疱疹どころか蕁麻疹にすら届かない強靭な肉体に感謝します。
大慌てで買った「マモルーム お部屋まるごと予防空間(ダニ用)」をセットしようとしたら、本体ではなく取替えボトルだったことに気づき世界を呪うことになるまでがオチ。
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最近、人の悩みを聞く機会が結構頻繁にありました。
実は長年、いじめにあっていると職場の人に泣きながら打ち明けられたり。
遠方に住んでいる友人がアル中で壊れかけ、飛行機で連れ帰って病院に入院させたり。
昔の知人に、鬱病になっていると言われてビックリしたり。
子供の頃からなんやかんや、悩みを打ち明けられたりするほうだけど、なんも解決できず、一緒にオロオロして、なんなら自分もちょっとマイナスオーラを食らって寝込んだりしてました。
結局、母や好きな先生など、自分的に信頼できる「大人」に相談して、多少状況が改善して(と自分は感じた)安心した気がする。
おかげで小学生の頃に男子からつけられたあだ名は「チクリ魔」でした。
子供界において最も不名誉なあだ名のひとつ。
大人になった今、ほかの大人の悩みを聞いても、残念ながら昔と同じように解決ズバっとなアイディアもないし、こういうことがあるんだけどどう思う?って身近にいる大人たちに私自身が相談するしかないんだけど、少なくてもそうしてると、自分の気持ちは引きずられないで済む。
聞いてもらうことで余裕ができるから、困っている人の話にまた耳を傾けることができる。
実質、なんもできてないんだよなと思うけど「聞く」っていう役割は果たしてるからマシじゃないかと自分に言い聞かせつつ。
そうやって、相談の連鎖で人の世は成り立っている気がする。
まるでなんちゃらセミナーのオープニングみたいですが、ぶっちゃけ、今は自分自身が「困っている大人」なんですなあ。
ジョブローテで活性化をはかるというのが口癖で、YESを言わない部下を異動させ、人的コストを下げたと言って社内で点を稼ぎ、色々な部署をクラッシュしてきた有名なオジサンに目をつけられてしまいました。
何かにつけて異動を勧めてくる(したいと言えと圧をかけてくる)ボスキャラに立ち向かわねばならないというミッション発生中。
リーマンなので会社の命であれば動かざるを得ませんが、今いなくなると人手不足で職場がまずいことになるので、なんとしても戦わねばなりません。
とは言え、双剣を振り回して斬りつけることも叶わず、ペニーワイズに食わせることも叶わず。
もはや、自身の唯一の武器である「チクリ」を発動するしかない。
水面下で色々な人々を巻き込み属性を強化、研ぎまくって、一撃を食らわすしかあるまい。
気をつけないと、自身をぶっ刺すこともあるので取り扱いが難しい武器ではありますが。
ほんとはもう我が家のペニーに食わして終わりにしたいよ。とほほ。
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おおやけにはしていないが、ひっそり付き合ってる男女(以下、
後輩1「仕事の話とか、
後輩2「
後輩1「私、そもそも社内に旦那いるし、Aに興味とかないし」
後輩2「Bさん、見境なさすぎ」
と、Bから嫉妬の炎で焦がされかかった後輩女性たちの愚
後輩1「気持ちはわからないでもないけど、
後輩2「ないよね〜」
後輩1「アルバイトの子、
後輩2「なんで?」
後輩1「なんか、
後輩2「うーわ、完全にとばっちりじゃん」
後輩1「って、核子さん聞いてます?」
聞いてる。
すんごい聞いてるんだけど、すんごい腑に落ちない。
だって、私も、男性Aとは以前から親しい同僚だから。
呑みに行ったりしたこともあるし、仕事上でもよく会話します。
当然、Bさんもそれは目にしているはずなのですが、
え、おかしくない?
君らのその話だと、
という質問を後輩たちにしたところ、え・・・
後輩1「あー・・・いや、あれじゃないですか、
核子「いや、それを言うならあなたも社内結婚・・・」
後輩2「あの、あれですよ!核子さんはほがらかだから!」
核子「ほがらか・・・?」
後輩1「わかるー!ほがらかだとそういうのしづらいよね〜」
後輩2「ねー!ほがらかだとね〜」
ほがらかってなに。
昼休憩が終わって会社に戻り、
かつては、男性神輿でワッショイワッショイ町を練り歩いたり、
テッテレー。カクコは『記憶の改ざん』を手に入れましたが何か?
ああ〜わたしだってたまには男女愛憎劇場の舞台に上がりたい。
もう一度、踏ませて欲しいあのステップを。(
明けましておめでとうございます。
以下、正月日記(ネタバレ映画感想含む)です。
12/31・1/1
年末の酒が祟って胃腸がヘタり、大晦日は家で一人寝込む。
23時半からなぜか「ファブル殺さない殺し屋」(1は観てないのに)
ギャグがくどいけどアクションすごい。安藤政信の安定感。
1/2
すずめのお宿ならぬ「すずめの戸締り」を映画館で
環さんとすずめのぶつかりあいもよかった。
作中に地震のアラートが鳴る場面が何度もあり、都度肝が冷える。
でも付録の冊子(環さんのスピンオフ小説)は不要かなと思う。
1/3
リメイクITの続編「IT THE END」を観る。
ホラーよりコメディ要素が強すぎ。ペニーワイズ可愛すぎ。
裸の老婆がちょこちょこ通り過ぎるシーンなんてもう、恐怖じゃなくていじらしさを感じる。ピエロ超楽し気。
作中でも、君たちのこと27年も待ってたんだよ!んもう!とか言っちゃってたし。
冒頭のゲイの男性なぶり殺しシーンは意味があって入れているということなんだけど、監督の意図は観客に伝わるのかなと思った。
なぜペニーワイズが、ゲイの彼を食うのかがよくわからなかった。
あと、マカヴォイパイセンは剥げてる方が似合う気がする。
ガチャガチャで出たペニーワイズをご機嫌で部屋に飾る。
1/4
マツキヨで目についたマニキュアを唐突に購入、爪に塗る。
なんか変な色なのに、なんでこれを買ったのかよくわからず、爪を眺めててはたと気づく。
正月の間中、狂ったようにやっていたモンハンのせいだ。
マニキュアの色が、モンスターのフンそのものだった。
]]>最高なんだよなあ。
]]>それがみやちゃん。
でも、そんな大切で貴重な友人とは今や連絡がとれなくなりました。
なぜならそれはまだ私が二つ折りのガラケーをご機嫌に使っていた時代、暗黒恋愛時代に狂人となりはて、携帯を本来折るべき方向とは真逆に折って、友人たちの連絡先を一気に失ったあの日に、彼女の連絡先も消えてなくなってしまったから。
ああ、呪いの暗黒時代。
あえて自分の人生やその時の選択を顧みないようにしていますが、こればっかりは死ぬまで(あるいはボケるまで)後悔すると思う。
ガラケーは逆に折るもんじゃない。
彼女のことを定期的に思い出しては、知りうる限りの情報(フルネームと職業名)でネット検索するものの、元々が学友などではなく、高校時代のバイト仲間なので、実家の場所などがわからない。共通の知人にもあたってみましたが、誰も知らない。
今回の引っ越しで片づけをしていたら、昔、友人とやりとりしていた手紙の束の中に、みやちゃんからもらったハガキを見つけました。
狂喜乱舞。
ただ、そのハガキに書かれている住居は、彼女が20代の時に実家を出て初めて一人暮らしをしたアパートなので、恐らくもうそこには住んでいないでしょう。
猛暑のなか「扇風機しかないけど、窓際に座ってるとちょっと涼しいんだよー」と言っていたあの古アパートだろうな。
誘われて渋谷に一緒に観に行った「赤目四十八瀧心中未遂」。
なぜそのチョイスだったんだみやちゃんよ。渋すぎる。おかげでそれ以来、寺島しのぶが気になるよ。
インディーズの短編映画がたくさん観られると言うので一緒に行った下北沢トリウッド。
あまりのつまらなさにあくびを噛み殺したら、熱心に映画を見ている彼女の横顔。
「私が理解できないだけで本当は面白いのかも」と最後まで頑張って観て、映画館を出たら「つまらなかったねえ」と疲れた笑顔を見せた彼女。あんたもかーい。帰りに二人でアイス食べて帰ったな。
結婚して名字も変わっているかもしれないし、きっと宛先不明で戻ってきてしまうのだろうけど「また一緒に変な映画を観に行きたい」と書いたハガキを出してみようと思うのでした。
]]>たまには映画話。
モテなさそうな男性が3度の飯より大好きな黒縁の希望で、この作品を観てみました。
好きにならずにいられない(原題:Virgin Mountain)
公式サイトだと、ピンクの文字とかを使っちゃって、やや「女子ウケ」を狙った感がありますが、実際観ても女子はウケない気がする。というより、多分みな「オカン」の気持ちになる気がする。
43歳独身、童貞。太っていて、シャイで寡黙で、オタクで、職場ではからかいの域を超えたいじめを受けているフーシ。
そんなフーシがなんと恋をしたよ!という物語なのですが、もう冒頭のフーシのアップから幸せの匂いが皆無。
ハリウッド映画とかだと、太っているオタクの中年男性の恋愛映画は大概コメディであり、ラストに向けて希望感があるけど、この作品には皆無ったらない。
同居している、髪結い的な母が近所のオッサンと行為中にうっかり目撃してしまったり、同じアパートの小さな女の子と遊んだら不審者扱いされたり、常にフーシはあんまり幸せそうじゃなく、なによりその「どうしようもないという状況」に慣れてしまっている表情に胸が痛みます。
ようやくフーシが恋をしたのになぜか「やったね★」という気持ちの前に「フーシ、うしろー!!」と志村さん観てるばりに叫びたくなる始末・・・。嫌な予感しかしないんだよ・・・。
フーシの恋は、私にとってはひたすら辛いばかりで、ラスト一歩手前でも「え、え、うそでしょ?待って待ってこのままラスト突入とかないでしょ。いくら北欧映画とは言え、こりゃあんまり・・・あー!!まじで終わりやがったー・・・」とエンドクレジットを前に絶叫したのですが、一方で「でもまあ、フーシは一歩進めたんだよ」という達観した言いざまの黒縁。
というわけでもはや「オカン」としてフーシを見ている私と、男ってそういうもんだよね的な視点で見ている黒縁との違いが見事に出たラストでした。
でも、確かにこの恋は、心の痛みを誰よりも知っているフーシだからこそ生まれたものだし、フーシにとっても、そして彼女(ヒロイン)にとっても、一生心のどこかにそっと大切にしまっておくような思い出なのだと思います。
というか、思わないとやってられないよ。
鑑賞後、同じようにやってられない気持ちになってしまった場合の救済措置として、ちょっとホッコリする公式サイトのインタビュー(と画像)をおすすめ。
JUGEMテーマ:映画
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藤のクッション。
これではみ出る分は、畳に直接お盆を置き、その上に置くという。
当然椅子もないので、我々は、あぐらをかいており、
旦那がすさまじい亭主関白で、なにかというと激怒してテーブルをすぐひっくり返すからではなく、
この藤のクッションはネットで検索したら、
現在はサーキュレーター台として活躍中です。
そのような我らも今や、ガラスのテーブルの上で、ランチョンマットを引いてお食事する生活です。(母支給)
まずいな。とうとうカタカナが似合う人生になってきちゃったな。
ライフスタイル
ミニマリスト
ヘルスケア
ゴエモン
まあ、ざっとこんなもんですよ。
床ごはんサイテー!ギョエー!と吠える同僚女性達などおそるるに足らず。
なんなら、近いうちに彼女たちは「あなたこそ、モダンライフスタイルスペシャルエディションだったんだわ!ぜひ私たちのリーダーとなって、導いて欲しいの!」と口々に言い出すことでしょう。
まあ?たまには?いいけどね、旗振り?役的な?やっちゃっても。
これからはランチョン・マダムカクコでいきます。
]]>核です。
あのねえ、ちょっとこれは聞いていただきたい。
引っ越したら、キラキラした生活になったんですよ!
お風呂の湯温が調節できる。
冬はぬるま湯で冷え、夏は熱湯で泣いてた(
洗濯機が家の中にある。
近所を気にしながら回さなくていいし、もう、真冬に震え、
テーブルでごはんが食べられる。
畳の上にお盆を置いてその上にお茶碗やら味噌汁のお椀を並べてい
引っ越し先はどう?と同僚マダムに聞かれたので、ここで一発、
うっせ!バーカバーカ!と泣きながら走って逃げました。
JUGEMテーマ:日記・一般
]]>なんとかかんとか引っ越しが完了しました。
さらば、ボロアパート。
こんにちわ、新たなる我が家。
これが、かつて母と暮らした家なんですが、なんか全然落ち着かない。
駅近くで賑やかだった場所から、ポツネンとした場所に移ったから人寂しいのもありますが、頭のネジがはじけ飛びカッターとトリスが手放せず、モンハンでこんがり肉ばかり焼いていたころに暮らしていた家という記憶がどうにも強く、変にモゾモゾするというか。
なんかこう、家の中にカオナシみたいなものがノソーっといるような感じがしてしまうというか。
とは言え、もう越してきちゃったし。
どうしたものか。
しばし考え、ふとこの家に住んでいたころのサモ日記を読み返してみました。
おお。
二つの亀島の配置に悩んだり、
シムズのデータが吹っ飛んで気を失ったり、
いちご100%読んで号泣したり、
なんか、地味に楽しそう。
日記には書いていないけど、寝ている私の枕元に、猫がそっとセミ爆弾を贈呈してくれて地獄を見たとか、マッシュポテトを作ろうとして、ちょうどいい袋がなく、燃えるごみの袋にチンしたポテトを入れて足で踏んでマッシュした(妙にテンションがあがった)とか、どうでもいい思い出もついでによみがえったり。
ほらね。嫌な記憶だけじゃない、ほかの思い出もたくさんあっただろう?と、家に怒られた気がしました。
と書きつつ、家の中で山と積まれた段ボールの中から、がさごそゲーム機を探し出し、充電を開始したら急速に充足感に包まれました。
あらやだ。
もはやそう繊細ではなくなっていることに気づいた四十路半ば。