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サモ日記電車で座る能力だけ高い
2008.02.26 Tuesday
おじいちゃん
ちょいご無沙汰です。角子です。
先週は、祖父が亡くなったのでバタバタしておりました。 93歳、大往生です。 ただ、自殺でした。 諸事情により私が生まれる前から一軒家に一人暮らししていた人でした。 家の中はいつもピカピカで、決して火事などを出さないように、いたるところに「火の用心!」という手書きの警告が貼ってあったり、いつ倒れても緊急で連絡が取れるように電話番号表が貼ってあったり、いやもうほんと几帳面極まりない人でした。 一緒に住もうと、子供達が言っても 「俺は誰の世話にもならん」 と言って、何十年も離れて暮らしていた彼が、子供達の住む都心にやってきたのは亡くなる数日前でした。 足が悪くなってしまって動けなくなって、嫌々渋々やってきた彼が自ら命を絶ったのはその4日、5日後くらいです。 遺書も残したそうで。家に行ったら、完璧に荷物が整理されていたそうで。 元々海軍だった祖父の死を、母や叔母は「父は立派に逝ったのだ」と言います。 祖父の親友(海軍の時の部下)にその死を伝えた時も、親友はニヤリと笑って「彼らしいですね」と言っていたそうです。 祖父が自殺したことを伝え、私がまた自傷などをしたらまずいということで、最初はみんな死因を「老衰」と言っていたため、後で事実を知った時は生まれて初めて腰が抜けて、まともに立っていられないくらい動揺しました。 老衰と自殺って結構開きがありますよね。 「そんな我侭な逝き方あるかーーー!」と泣き喚く私に、母が「93歳の最後の我侭くらいいいじゃないの」と言いました。 でも、「生きてる間に親孝行できなかった」と涙をこらえて呟く母の方が、ダメ孫の私なんぞよりよっぽど、祖父の死を受け入れるのが辛いと思い、泣くのを止めました。 私は多分、親族も少ない方で、祖父母ともに長生き元気にしてましたので、普段は身近に死がなかったんだなあとつくづく思い知りました。 さっきからまるで小学生の作文状態ですけど、なんちゅーかオチが無くて。 ただ、通夜と葬式を経て、よく知らない爺様や婆様や叔父さんや叔母さんやその子供達やら孫やらと話したり、聞いたりしていたら、 これがつまり『人生』って言うものなんじゃないのかしらん、と思ったりしました。 教訓めいたこととか、感動したとかそういうのはなくて、なんとも複雑な、曖昧な感情だけが残ってます。 おじいちゃんのことを考えると、頭の中のもやがひどくなって混乱してくるから、考えないようにしてるのかもしれません。 そのうち薄れていってしまうのかもしれないけど、でも優しかったおじいちゃんとの思い出は忘れたくないから、また線香上げに行きます。 2008.02.20 Wednesday
ランナーズハイー
そして今朝も懲りずに土手を歩いてみましたよ。いつもより30分早起きして。
ていうか、全然起きたくなくて布団でグズグズしていたら母が猫に喋っている声が。 「ププ、三日坊主にもならなかったわね核子。おかしいねー」 だとコノヤロー!と思い、半分寝てる状態で足を引きずりながら土手を歩いたと。 出発地点あたりに「●●橋まで1.8キロ」と書かれた看板があって、ちょうどその橋の辺りまで歩くことにしました。 走ると持病の喘息が出て、出勤前はきついので歩くことにしてるんですが、どうせ歩くなら競歩がいいんだろなと思い、競歩チックに歩こうとするんですけど、なんせ浜渡浩満気質なもんですから、どうもテレが。見栄が。 だって競歩って変なんだもの。だったら走ればいいじゃんと思うじゃない。思うのよ。 で、結局、もじもじした気持ち悪い中途半端な大また歩きのまま1.8キロ。 もじもじした気持ち悪い中途半端な大また歩きってなんだ。その全てが気持ち悪いわ。 「明日も早く起きて歩いてくるわ」と、夜に帰宅してから母に伝えたところ 「素敵!あなたが頑張ってて嬉しいから、みんなに言ったの、核子が朝18キロ歩いたって!」 「じゅうはち?」 「うん。そしたらね、みんなに朝から18キロ?核子は一体どれだけ早起きしたんだって聞かれたから困ったわ」 「いやいや、じゅうはち?」 「うん」 確かに私は数字にてきめんに弱い女です。母が弱くても仕方ない。 しかし18キロを30分では歩けない。 浜渡浩満が忍者でもそれはない。 そもそも、浜渡浩満じゃまず無理だ。 っていうかみんなって誰に言ったんだよ母さん。 数字に弱い家系の恥をさらす母。この娘にしてこの母あり。 イヤー! SPONSORED LINKS
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トム・ジェーン 夜中に突然ラーメンが食べたくなったりコーラが飲みたくなったりするように、突如トラボルタを観たくなる事があります。もちろn、悪役トラボルダ。 というわけで借りてきたこのビデオ。 原作がアメコミなので、物語はとてもシンプル。 愛する家族を殺されちゃった優秀な潜入捜査官が、マフィアに一人復讐を挑む。 うむ、落ち着いてトラ様を堪能できそうだと思ったら仰天。 私、アメコミに対する概念が崩壊させられました。 そもそも主人公の復讐がえげつない、せこい。 逞しい筋肉を持っていながら、そちらを駆使するのではなく、精神的に相手を痛めつけていく主人公。 (張り込みとかもしっかりする) 観てる途中から、誰が悪人だか分らなくなります。 主人公の前に立ちふさがる敵もスゴイ。立ちふさがってないし。 殺す対象に向けて自作の歌を披露して、20秒後に自分が死んでたりとかもう訳がわからん。デスペラードも真っ青だよ。 つまらない既成概念は捨てるべきだということを学べる映画です。 っていうかなんでこれがアメコミなのか。 アメリカ、狂ってるなあ。 |