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サモ日記電車で座る能力だけ高い
2012.02.22 Wednesday
ぼくのエリ、200歳の少女
「切ない純愛映画」とネットで話題になっていた『ぼくのエリ、200歳の少女』というスゥエーデンの映画を観ました。
ネタバレリーナだから気を付けて。 「いじめられっこの少年と繊細な吸血娘」ではなくて「吸血娘とその世話をしている老人」の関係の方が気になって仕方なかったです。 特に説明もない割には、たくさん老人のシーンが出てくるんですよね。 何かをかじりながら、手慣れた手つきで必要な道具を準備していくところ、 エリの食べ残し(きっと相当重い)を、赤いソリでエッチラオッチラ運ぶところ、 エリに「(ダーリンとモールス信号やるんだから)そこどいて」と言われて渋々どくところ、 最後の現場でもう逃げられないと悟ったところ、 窓を開けてエリを入れ、自分を差し出すところ。 ああ、いちいち胸が痛い。 そもそもあの老人、誰なんでしょう。 なんとなく思ったのは、主人公の少年と同じように、昔、エリに出逢って、どういう気持ちからなのかは分からないけど、「俺、エリを守ろう」と決めた人なんだろうなってこと。 散々世話されてる割に、エリは老人に対してさほど優しくなくて、しかも少年に出会ってから舞い上がり気味で、そんなエリに多くを求めず、老人は自己犠牲を払いながら淡々とエリに餌を運んでいる。 言葉少ない二人の姿からは、長い年月をともにしてきた中年夫婦の果て、という印象を受けました。 「私は女の子じゃないよ」 とエリは言いますが、確かに「少女」ではなくて「女」。女そのもの。 エリが「入っていい、という承諾がなければ入ってこない」というルールを適用していたのは少年と老人だけなので、そういう目で見たら「餌」ではない「大事な人」だったんだろうなと思って、ちょっと安心するんですけど。 いつか、あの少年も老人みたいになっていくのでしょうか。 挙句の果てには「最後の最後まで有難う。ちゃんと残さずいただきます」とエリリンに合掌されるのでしょうか。 そして人知れず死んでいくと。 そこんとこ、誰か、あののび太少年に教えてやって! 2012.02.18 Saturday
ドラゴン・タトゥー
核です。
ドラゴン・タトゥーを観ました。 フィンチャーなので「気色悪さはセブンくらいだろう」と思ったらその通り。 ところどころ痛そう〜な感じ。 面白かったのは、一緒に観た旦那が「リスベット萌え」をしていたこと。 そして「結構好きな男は多いんじゃないかなー」と言っていたこと。 心が闇に囚われまくりの健気な「ヤンデレヒロイン」というのはやっぱ男性心をくすぐるのだな。 ちなみに、アメリカの海外ドラマ「レバレッジ 〜詐欺師たちの流儀」に出てくるパーカーという女性もリスベットと似たような環境で育った女性です。 彼女は高層ビルから「ヒーハー!!」とか叫びながら嬉々して飛び降りたりする(命綱着用)のですが、いまいち旦那受けは良くない。 「明るいヤンデレ」より「暗いヤンデレ」のがモテるようです。 そもそも「明るい病んでる人」はヤンデレじゃないのかもしれない。 【ネタちょいばれ】 で、一番気になったのがリスベットが犯されるシーン。 途中までは激しく抵抗していて、途中から諦めたかのようにおとなしくなるのです。 ネットで読んだ話だと「フィンチャーが言うには、実際その状況に置かれると、叫んだらかえって相手を興奮させるという冷静な判断が働く人もいるそうで、そういうディテールも考慮したんだとか。」 しかしあの流れだったら多分、彼女が犯されるのはお尻なんですよね。 だとしたらですね、おとなしくしたくてもおとなしくなんかなれないぜフィッチャー、と私は思うのです。 あまりの痛さとなんていうかその未知への感触に 「無理無理無理無理!!」とか 「ドゲャー!!!!!」とか 叫んでしまうと思う。 となると、彼女がおとなしくしてる理由は、初めてじゃないか、痛みに鈍いか。 もしくはフィッチャー自身がその痛みを知らないからか。 でも、やり返された男は泣き叫んでましたからね。 そこに関しては男女共通の痛みのはずなんですが。 犯された女性の心理をリアルに追求しようとしてリアルさを間違ったのか? うーん。どうなのよ。 まあ、それ以前にフィンチャーなのかフイッチャーなのか、ぼんやりさせたまま書いてる私も、どうなのよ。 SPONSORED LINKS
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トム・ジェーン 夜中に突然ラーメンが食べたくなったりコーラが飲みたくなったりするように、突如トラボルタを観たくなる事があります。もちろn、悪役トラボルダ。 というわけで借りてきたこのビデオ。 原作がアメコミなので、物語はとてもシンプル。 愛する家族を殺されちゃった優秀な潜入捜査官が、マフィアに一人復讐を挑む。 うむ、落ち着いてトラ様を堪能できそうだと思ったら仰天。 私、アメコミに対する概念が崩壊させられました。 そもそも主人公の復讐がえげつない、せこい。 逞しい筋肉を持っていながら、そちらを駆使するのではなく、精神的に相手を痛めつけていく主人公。 (張り込みとかもしっかりする) 観てる途中から、誰が悪人だか分らなくなります。 主人公の前に立ちふさがる敵もスゴイ。立ちふさがってないし。 殺す対象に向けて自作の歌を披露して、20秒後に自分が死んでたりとかもう訳がわからん。デスペラードも真っ青だよ。 つまらない既成概念は捨てるべきだということを学べる映画です。 っていうかなんでこれがアメコミなのか。 アメリカ、狂ってるなあ。 |