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サモ日記

電車で座る能力だけ高い
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グランドフィナーレ
グランドフィナーレ http://gaga.ne.jp/grandfinale/


マイケル・ケインにハーヴェイ・カイテル主演と訊いたら、地元から出ない私でも行きますとも。お銀座までテクテクと。

交差点で目があったオバチャンに腕を捕まれ、突然中国語(恐らく)で道を訊かれた(恐らく)時には思わずキョドり「中国語ワカリマセーン、スミマセーン」と私がカタコトになったけれども。

ザギンぱねえ!


で、観終わった後に、これは邦題にガックリきました。

原題は「youth」。若さ。

グランドフィナーレの意味は「最終局面」とか「大団円」です。

ちゃんと映画観たら、この邦題つけない気がするんだけどどうだろう。


スイスの超高級保養地が舞台です。集まってるのは超お金持ちな人々ばかりです。

というと嫌な感じですね。

そう、嫌な感じですよ。かねもちやら成功した人ばっかでな!

でも、そこに集まっている人々(高齢者多数)は、何かを失ってしまったり、何かと引き換えに何かを手放してしまったらしく、何も見ていないような、あるいは遠くを見ているようなぼんやりとした顔で過ごしています。

主人公の有名な作曲家(マイケルケイン)もその一人で、娘(レイチェル・ワイズ)からは「無気力過ぎるわよパパ」と心配されております。

そんなパパが、気力を取り戻す系の物語なのだろうとたかをくくっておりましたが、最後まで展開が全然読めませんでした。


恐らく、人や人生を安直に描いていないからだと思います。


結論に向かって登場人物をコマのように動かすのではなく、ただ、そこにいる人々との関わりを(会釈をするだけだったり、すれちがうだけだったりすることも含め)、カメラが静かに映しているだけです。

観終わった後に、それなら年をとるのはあまり怖くない気がすると思う自分がいて、ああそうかこの映画から私は希望を感じとったんだなと。

押し付けられる希望は偽物だから飲みこめない時もあるけど、そういうのではなかった。

ピリっときてニヤっとしてしまうような会話がふんだんにありますが、中でも

「良い話しかしないんだ」

というセリフには完全に撃ち抜かれました。痺れる。

子供の時に観ても分からなかっただろうから、大人になった今観てよかった。

この先、また観たくなる時がくるだろうな、という映画でした。
| 映画ネタ | 15:03 | comments(2) | - | pookmark |
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夜中に突然ラーメンが食べたくなったりコーラが飲みたくなったりするように、突如トラボルタを観たくなる事があります。もちろn、悪役トラボルダ。

というわけで借りてきたこのビデオ。
原作がアメコミなので、物語はとてもシンプル。
愛する家族を殺されちゃった優秀な潜入捜査官が、マフィアに一人復讐を挑む。

うむ、落ち着いてトラ様を堪能できそうだと思ったら仰天。
私、アメコミに対する概念が崩壊させられました。

そもそも主人公の復讐がえげつない、せこい。
逞しい筋肉を持っていながら、そちらを駆使するのではなく、精神的に相手を痛めつけていく主人公。
(張り込みとかもしっかりする)
観てる途中から、誰が悪人だか分らなくなります。

主人公の前に立ちふさがる敵もスゴイ。立ちふさがってないし。
殺す対象に向けて自作の歌を披露して、20秒後に自分が死んでたりとかもう訳がわからん。デスペラードも真っ青だよ。

つまらない既成概念は捨てるべきだということを学べる映画です。
っていうかなんでこれがアメコミなのか。
アメリカ、狂ってるなあ。